✚Gospel Diary✚

コトタマ学初心者のブログです。日々の学びや雑感を記録します。

古事記神名(登場順)一覧

天津神(先天十七言霊)』

●母音・半母音:隠り七神
1.天の御中主(あめのみなかぬし)…ウ

2.高御産巣日(たかみむすび)…ア
3.神産日(かみむすび)…ワ
4.宇摩志阿斬訶備比古遅(うましあしかびひこじ)…オ

5.天の常立(あめのとこたち)…ヲ
6.国の常立(くにのとこたち)…エ
7.豊雲野(とよくもの)…ヱ

●父韻(耦生の八神)
8.宇比地邇(うひぢに)…チ
9.妹須比智邇(いもすひぢに)…イ
10.角杙(つのぐひ)…キ
11.妹活杙(いもいくぐひ)…ミ
12.意富斗能地(おほとのぢ)…シ
13.妹大斗乃辨(いもおほとのべ)…リ
14.於母陀琉(おもだる)…ヒ
15.妹阿夜訶志古泥(いもあやかしこね)…ニ

●親音
16.伊耶那岐(いざなぎ)…イ
17.妹伊耶那美(いざなみ)…ヰ

 

『子生み(32子音の創生)』

18.大事忍男(おおことおしを)…タ
19.石土昆古(いはつちひこ)…ト
20.石巣比売(いはすひめ)…ヨ
21.大戸日別(おおとひわけ)…ツ
22.天の吹男(あめのふきを)…テ

23.大屋昆古(おおやひこ)…ヤ
24.風木津別の忍男(かぜもつわけのおしお)…ユ
25.大綿津見(わたつみ)…エ
26.速秋津日子(はやあきつひこ)…ケ
27.妹速秋津比売(いもはやあきつひめ)…メ

28.沫那芸(あわなぎ)…ク
29.沫那美(あわなみ)…ム
30.頬那芸(つらなぎ)…ス
31.頬那美(つらなみ)…ル
32.天の水分(あめのみくまり)…ホ
33.国の水分(くにのみくまり)…へ
34.天の久比奢母智(あめのくひざもち)…ソ
35.国の久比奢母智(くにのくひざもち)…セ

36.志那都比古(しなつひこ)…フ
37.久久能智(くくのち)…モ
38.大山津見(おおやまつみ)…ハ
39.鹿屋野比売・野椎の神(かやのひめ・のづちのかみ)…ヌ

40.天の狭土(あめのさづち)…ラ
41.国の狭土(くにのさづち)…サ
42.天の狭霧(あめのさぎり)…ロ
43.国の狭霧(くにのさぎり)…レ
44.天の闇戸(あめのくらど)…ノ
45.国の闇戸(くにのくらど)…ネ
46.大戸惑子(おおとまどいこ)…カ
47.大戸惑女(おおとまどいめ)…マ
48.鳥の石楠船・天の鳥船(とりのいわくすふね・あめのとりふね)…ナ
49.大宜都比売(おほげつひめ)…コ

●表音神代文字
50.火の夜芸速男(ほのやぎはやお)…ン

 

『十拳の剣(言霊の整理)』

51.金山毘古(かなやまびこ)
52.金山毘売(かなやまびめ)
53.波邇夜須毘古(はにやすひこ)
54.波邇夜須毘売(はにやすひめ)
55.弥都波能売(みつはのめ)
56.和久産巣日(わくむすび)

  57.豊宇気毘売(とようけ)

58.泣沢女(なきさわめ)
 59.大野手比売(おおぬでひめ)

60.石柝(いはさく)
61.根柝(ねさく)
62.石筒の男(いはつつのを)
63.甕速日(みかはやひ)
64.樋速日(ひはやひ)
65.建御雷の男(たけみかづちのを)
66.建布都(たけふつ)
67.豊布都(とよふつ)
68.闇淤加美(くらおかみ)
69.闇御津羽(くらみつは)

 

神代文字の原理』

70.正鹿山津見(まさかやまつみ)
71.淤縢山津見(おどやまつみ)
72.奥山津見(おくやまつみ)
73.闇山津見(くらやまつみ)
74.志芸山津見(しぎやまつみ)
75.羽山津見(はやまつみ)
76.原山津見(はらやまつみ)
77.戸山津見(とやまつみ)

 

『黄泉国(客観世界の観察)』
78.黄泉神(よもつかみ)
79.意富加牟豆美命(おほかみづみのみこと)
80.黄泉津大神(よもつおほかみ)
81.道反之大神(ちかへしのおおかみ)

 

『身禊』

82.衝立船戸(つきたつふなど)
83.道之長乳齒(みちのながちは)
84.時置師(ときおかし)
85.煩累の大人(わずらひのうし)
86.道俣(ちまた)
87.飽咋の大人(あきぐひのうし)
88.奥疎(おさかる)
89.奥津那芸佐毘古(おきつなぎさひこ)
90.奥津甲斐辨羅(おきつかひべら)
91.辺疎(へさかる)
92.辺津那芸佐毘古(へつなぎさひこ)
93.辺津甲斐辨羅(へつかひべら)

94.八十禍津日(やそまがつひ)
95.大禍津日(おほまがつひ)
96.神直毘(かむなほひ)
97.大直毘(おほなほひ)
98.伊豆能売(いずのめ)
99.底津綿津見(そこつわたつみ)
100.底筒の男の命(そこつつのをのみこと)
101.中津綿津見(なかつわたつみ)
102.中筒の男の命(なかつつのをのみこと)
103.上津綿津見(うはつわたつみ)
104.上筒の男の命(うはつつのをのみこと)
105.宇都志日金拆の命(うつしひかなさくのみこと)

 

三貴子(みはしらのうずみこ)』
106.天照大御神(あまてらすおほみかみ)アエ
107.月読の命(つくよみのみこと)アオ
108.建速須佐の男の命(たけはやすさのを)ウオ
109.伊耶那岐の大神(いざなぎのおほかみ)…ス

禊祓について

◆禊払について(島田正路先生の講座音声メモ)

 

・禊祓は唯ひとりの力でも世界を変えることができる唯一の道。
世界のことを我が家で起きたこととして見る立場。

・物質科学文化が一定の成果を上げた頃、日本人の心に思い出されてくる意識。
必要欠くべからざる時となれば見通すことが出来る。

・自分のこころを心とし、世界60億人の心を自分の体と思うと、そこに解決の道が見えてくる。人類一体となった自分が自分を禊祓する。
・この世に2~3人の理解者が出てくれば第三文明に入る運動が起こってくる。
 

●言霊原理の理解者とは「八意思兼命・やごころおもいかねのみこと(田力男命)」
⇒「8父音を以て神音(子音)を想う人」の意。

 

・人間とは如何なるものか。利益幸福を追求して終わる人生もある(自分の頭を自分とする考え方)。
・親先祖の影響を受けていない人は一人も居ない。世界中の人の恩恵で生きている。
・我は人類、人類とは我なり。

・人類を知るには自分を知ればいい。他人事ではない。デモに参加するよりずっと優しい。
・いまから2千年前まではそういう心で政治を行っていたが、10代崇神天皇以来、意図して隠してしまった。※昭和21年 天皇人間宣言

 

三種の神器(皇位の象徴)
草薙剣
②やさかにの勾玉(50玉)。

丸はどこから見ても丸で、動きがない。動く言霊子音は「勾玉(まがたま)」で表される。
八咫鏡(咫は中指と人差し指を広げた寸法)。裏にはヘブライ語で「いちょらやえ(唯一の神)」と書いてある。

 

◆阿波岐原に5つの川の流れがあった。
上)ア…感情性能(気が向いたらやるのでは政治に向かない)
下)イ…瀬弱し(原理そのものが在する次元)
中)オ・ウ…千差万別(欲望と経験知)
中)エ…宇宙の目で見る。実相がわかる

●ヤソマガツヒの神、大マガツヒの神(ア・イが直接使えないことが分かった)
●んなおび、おおなおび(できそうだという感覚を得た)
●いずのめ(ウオよりも一段上、言霊を運用することによって出てくる能力の芽)

 

◆中津瀬の水底(エ)・実践智・智慧
・理屈は分かんないけど実際に多くのことを経験して物事に動じない人。

実践智は実体験から得たことで人には教えられない。

 

●そこつわたつみの神(渡せることが分かった)
●そこつつのおの命(エ~ヱまでの経路である子音が詳細にわかる。
●生きた人間の中で確認されると「命」、法則・働きが「神」。
・ア(タカマハラナヤサ)は禊中の自分自身の心の動きを表す。

・聖母 …人は肉体から生まれるのではなく、清い宇宙から生まれることの謎。
・母音は大自然のもの。父韻は人間特有の智慧。父韻が母音に働きかけ子音が生まれる。

●子音は味覚に似ている。音の子が出てくるという現象。
・17の先天が活動を開始すると、31の子音の働きを経てコが生まれる。

・言葉に結ばれる前のケを「ユメ」という。

 

①タトヨツテ ヤユエケメ 先天の意思を受け取る。

②クムスル ソセホヘ 意思を言葉に置き換える。口から言葉が出る。
③フモハヌ 言葉が空中を飛んでいる状態。
④ラサロレノ ネカマナコ 言葉が相手に届いて、落ち着いたときにコ(子音)が生まれる。

 

●言葉は嘘をつかない。これを「言葉の至上命令(カント)」という。 
心に印画する如く、一度子音が分かったら決して忘れない。

 

●人間は無自覚の仏。自覚した仏は地上を済度できる。

●不合朝六十九代 神足別豊(かんたるわけとよすき)天皇による至上命令は、武力と資金力による世界統一。悪魔でもできること。完成は目の前。

・道徳で固められていない経済民主主義の国ほど旨い話で操作しやすい。
ユダヤカバラ原理による洗脳。「うまいの霊」による操作。

ユダヤは使命を授かった心のふるさと日本に還り聖なる山の麓に幕屋を立てる。

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言霊学の禊祓を知らなくても、「敵を赦す」ことを実践している人は多いと思う。

赦すとは、相手を非としてその罪を問わないという意味ではなく、「相手は自分」と覚えて内省すること。自分で自分の罪を許して、自分を救うということ。

相手を嫌って無関心になることとは真逆の発想。

 

「うまいの霊」とは初めて知った言葉なので調べてみた。

漢字では「熟寝」で、ぐっすり眠ること。熟睡のこと。

旧約の神が最初アダムから女を分ける際、深い眠りに落としたという聖書の箇所が思い浮かんだ。ヘブライ語の意味は「祝福」。

深い眠りに落とされたアダムは、その後も目覚めることなく物語は進む。

女に唆されて禁断の実を食べ、神の前で罪を押し付け合って、楽園から追放されてしまった…。

そもそも神は、そんな木をどうして園の真ん中に置いたのか。

何故それほど人間の忠誠心を試したかったのか…。

 

今も眠ったまま、男と女に分かれて夢を見続けている。

島生み(誕生順)まとめ

『かれ二柱の神、天の浮橋に立たして、その沼矛を指し下して画きたまひ、塩こをろこをろに画き鳴らして、引き上げたまひし時に、その矛の末より滴る塩の積りて成れる島は』古事記と言霊」島生み(その1)…p.50

 

①淤能碁呂島(己の心の締まり)…言霊によって占められた宇宙の各部分をという

淡島(の締まり)…主客に分かれた処から思考が始まる心の持ち方 ※蛭子に次いで数に入らず

淡路の穂の狭別の島(の言霊が分かれ出る狭い区分)…天の御中主の神・言霊ウの区分

伊豫の二名島(イの予め→自覚の始まり・の二名)…高御産巣日・神産巣日の神/言霊ア・ワの区分

 ※身一つにして面四つあり。伊豫の国 愛比売 ・讃岐の国 飯依比古・粟の国 大宜都比売・土左の国 建依別

隠岐の三子島(三段目に現れる隠り神・大いなる心の区分)…言霊オエ・ヲヱの区分

 ※またの名は天の忍許呂別。先天構造における大心の部分(経験値・実践知)・文明創造の上で最も重要な精神性能

筑紫の島(八父韻)…宇比地邇神・妹須比智邇神角杙神・妹角杙神意富斗能地神・妹大斗乃弁神・於母陀琉神・妹阿夜訶志古泥神

 ※身一つにして面四つあり。筑紫の国 白日別、豊の国 豊日別、肥の国 建日向日豊久士比泥別、熊曽の国 建日別

伊岐の島(イの気)…伊邪那岐伊邪那美の宝座・言霊イ~ヰの精神宇宙における位置区分)

 ※またの名は天比登都柱。二霊一体で宇宙を統一している

津島(先天が言葉に渡っていくまで・未鳴)…大事忍男の神より妹速秋津比売の神までの十神。言霊タトヨツテヤユエケメが宇宙に占める位置区分

 ※またの名は天の狭手依比売。先天から狭い処を通って手探りするようにまとめられていく様子。言葉が秘められている

佐渡(助け渡す働き)…沫那芸の神より国の久比奢母智の神までの八神。言霊クムスルソセホヘの8行程

 ※霊と体の双方の働きを言葉として創造する

大倭豊秋津島(五十音言霊が揃い全て明らかに現れた)…志那都比古より大宜都比売まで十四言霊の位置。言霊フモハヌラサロレノネカマナコ(発音された言葉空中を飛び、耳で聞かれ、確認され、現象が確定するまでの心の区分)

 ※またの名は天津御虚空豊秋津根別

吉備の児島(よく備わった初歩の締めくくり)…51番目の金山毘古の神~和久産巣日の神までの座。先天・大自然そのままの性質の音図(天津菅麻)。初歩的にではあるが豊宇気として先天の性質を受け持っている五十音。先天から豊かに明らかに現れた音の区分

 

小豆島(明らかに続く気の区分)…音図上に初めて確認された八つの父韻の締めくくりの区分。横一列に展開する八父韻のこと。泣沢女の神の座

 ※またの名は大野手比売。大いなる横(野・貫)に並んだ働き(手)を秘めている(比売)の意味

大島(大きな価値・権威をもった心の締まり)…石柝の神より闇御津羽の神までの八神の操作が心の中に占める区分

 ※またの名は大多麻流別。大いなる言葉(多麻)が流露発揚(流)する心の区分

女島(女は音名で文字。文字には言葉が秘められている)…正鹿山津見より戸山津見までの八神の原理の人間の心の中に占める区分

 ※またの名は天の一根。神代文字はすべて火の迦具土という一つの言霊ン(天)から現れる

知訶島(知識・叱りたしなめる)…衝立船戸の神より辺津甲斐辨羅の神までの計12神精神宇宙に占める区分

 ※またの名を天の忍男。天の大いなる(忍し)働き(男)の意

両児島(五十音図の上下段が完備され百道が完成した)…八十禍津日の神より建速須佐男命までの14神が心の宇宙に占める区分

 ※またの名は天之両屋

2022年【寅年】初心

古事記と言霊』を読みながら新年を迎えました。

今年も世界が主の平安に包まれた完全なものとしてこの眼に映りますように。

 

家人に誘われ地元神社で少し遅めの初詣。

御祭神は国常立尊(言霊エ)でした。

その帰り道、通りかかったパチンコ屋さんの店内から

「スタートしました!」と元気なアナウンスが聞こえてきて

そうか、スタートしたのかと思わずテンションアップ。

その声が何度も心に蘇り、力強く響いています。

 

学びは引き続き「身禊(その2)」三筒男命からスタート。

今年は必ず天津太祝詞を完成させて、手力男命に成り上がるのだ!

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天孫降臨の地・宮崎県高千穂町はとても縁の深い第二の故郷で

言霊学を知ってさらに愛着が湧きました。

このところの事情で帰省はままなりませんが、そろそろ天岩戸に参拝してご利益に与りたい気持ちです。

amanoiwato-jinja.jp

 

私と世界史

 

コトタマ学会報集成書下巻「私と世界史」まとめ(p145~)

人間は天与の精神性能に見合った歴史を創造する。

①現代とは手に負えなくなった問題が過去最も山積した時代。客観的合理的精神こそが現在の危機を作り上げたのであり、その精神から回避策を見出すことは全く不可能。

第三文明への転換にフトマニ以外の道はない。

道に迷って進めない時はフトマニの原理まで引返すことで道が開ける

③言霊の原理に帰るには設備も費用も不要。

言霊の学問を理解しようとして他の現代の学問を参考とするのではなく、静かに古事記日本書紀を手引きとし、言霊の学問に則って言霊の学問を参考として自分自身の心を見て行けば自ずから道は開けます。

日本の祖先によって発見・自覚された精神の究極の構造原理

天照大神…言霊エイ

月読の命…言霊アオ

素戔嗚の命…言霊ウオ

「言向け」を成功させるには

①言霊の学問を身に着ける(慈愛で包み智慧で導き経綸の仕組みの中に摂取する)

②自らの経験知を謙虚に省みる(宗教の「空の悟り」を得る)

霊能・易ブームについて

『コトタマ学 会集成書』各主題概要(上巻)「霊能・易ブームについて(1p~)」まとめ

 

・霊能の世界は心の先天部分に関係している人間天与の性能の一部であり、永遠の今(中今)に一瞬でも接触することによって発揮される。

・霊能者は父韻のリズムを雰囲気として霊感することで霊能を発揮する。お手当療法は依存者の人格破綻を招く可能性も。

・日常生活や職業上の営み、人間が生きるということに過ぎる霊能はありません。其々の霊能を高めることが使命。

◆霊位の5段階

ウ)金運・出世運等・スピリチュアル ※衆生

 

オ)オカルトの説明手段 ※声聞(しょうもん)仏弟子・修行者

 

ア)最高調和のリズム・宇宙。道徳的善悪には直接関係しない

仏教用語で縁覚(えんがく)。 おのれひとり悟ってよしとする孤高の者。 十二因縁を観察して迷いを断ち真実を悟る者。 師なくしてひとりで悟るので独とも。

 

エ)ウオアの中から選ぶ。直接霊的なアドバイスはしない。

※菩薩(ぼさつ)悟りを求める人。一切衆生を救おうとする修行者。

 

イ)4性能を統括する。個人的な問題は消滅し、全人類的な文明創造のための経綸のみを問題とする。仏陀

 

 

 

御幣(ごへい)について

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大嘗祭(だいじょうさい) - ✚Gospel Diary✚

の続き…

御幣(ごへい)とは

・神社や祭祀で神主がお祓いするときに使う道具のひとつで元は神さまへの捧げもの( 幣帛・へいはく)の一種。近代以降は長く垂れた紙垂(しで)や弊紙を弊棒(串)に挟んだもの。「ぬさ」は麻の古名で、古代に麻の繊維を用いたことから。みてぐら。

※神に捧げるものには、神饌・幣帛・祝詞・玉串などがある。

第1展示室 饌・幣帛・祝詞・玉串・直会 | 佐川記念館 神道博物館

御幣に因んだ話(コトタマ学 会報集成集上巻p26~)

・神主が振る「御幣(ぬさ)」は、物事が母音から始まり八父韻を経て半母音で結果となる経過を暗示している。電光形のフサフサは物事の過程を決定するの言霊イの表れである八父韻。

 

・物事に必ず陰陽と作用反作用があるように、父韻にも陰性音(潮干珠・しほひるたま)と陽性音(潮満珠・しほみつたま)があり、それぞれ作用反作用の対になっている。

 

御幣によるお祓いとは創造意志の働きである言霊父韻の配列よかれと内降って物事の順調な進展を願うという本義を示している。引用元:コトタマ学 会報集成書上巻「大嘗祭(昭和63年11月収載)」

各次元の創造に適した父韻の配列

ウ(欲望・産業・権力)  キシチニヒミイリ

オ(悟性・学問・科学) キチミヒシニイリ

ア(感情・芸術・宗教) チキリヒシニイミ

エ(英智・道徳・政治) チキミヒリニイシ

語源の「みてぐり」について

・みてぐり(御手繰り)は指を曲げ伸ばしする動作で、10数が十拳の剣(とつかのつるぎ)を暗示し陰陽を成す。みてぐりには2種類ある。

①順に指を折って握り終えた形が幣(にぎて・握手)。真理の道理を一つ一つ理解し、最後に内容を掌握したこと。

②握った指を伸ばし起こす動作は「起き手(おきて・掟)」。獲得した真理を活用すること。

・確かな基準で握手を進め、真理を掴むことによって起き手も完全なものとなる。

 

御幣についての随想

ここからは言霊学テキストのまとめではなく、個人的な過去の記憶やいまの自分が思うことです。

 

御幣の箇所を読み、救い主によって魂の平安を得たと幸福感に浸っていた頃に見たビジョンを思い出しました。江戸の町火消が担ぐ「纏(まとい)」のような、縁起物の「束熨斗(たばねのし)」のようなものがくりかえし脳裏に浮かぶのですが、意味が分からずそのまま忘れていた感じ。

↓↓↓束熨斗

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これが頭の中でバサバサ揺れて、「要がいのち」と言葉が聞こえました。

「要(かなめ)」とは扇の骨を一か所で固定している丸いぽっちのことです。

「肝心かなめ」の語源であり、扇が扇の形であるために欠かせないパーツといえます。

 

束熨斗の要は紐の結び目のところ。

これがなければ熨斗の束が熨斗の山になりますので。

 

「では御幣の要は?」と調べると、ちょうど串に挿まれた「弊紙」の部分がそれでした。

別名「鏡」ということもわかりました。

 

古くはここに当時の貴重品を挟んで神さまへの捧げものとされ、紙以外にも布や麻が用いられた歴史があるようです。「ぬさ」に麻の字が当てられるのはその名残なんですね。

 

以上ことから、「幣の要」は陰でも陽でもないニュートラルな鏡の部分で、それは天照大神を表すのだと納得したのでした。

因みに「纏(まとい)」という漢字は、仏教用語では「まとわりつくもの」という意味で煩悩を示すとのこと。

 

「要がいのち」とは、個人の救われで有頂天になっていた当時の私に「まだ先があるよ」と教える声だったと思います。感謝。

 

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